奨学金【日本学生支援機構】返還誓約書とは?注意するポイントを解説!

奨学金

こんにちは!

緊急事態宣言が解除され、大学・学校やお店など少しずつ日常が戻ってきますね。
でも、油断は禁物!
一人一人の心がけが大事です。
私達クリートも、引き続き健康と安全を保ち感染予防対策を行って参ります。

さて、今日は奨学金の「返還誓約書」について説明したいと思います。

返還誓約書とは

スカラネットでの申請が終わり、採用が決定された人には以下の書類が交付されます。

通常は、大学・学校にて説明会が開催され、そこで書類一式が手渡されます。
今年は、説明会が開催されない学校もあったことと思います。
その場合は、説明会で配布される予定の書類一式は郵送や個々に手渡しするなど、各学校ごとに異なります。
自分自身で大学・学校のホームページやメール、掲示板などで確認し、書類を入手するようにしましょう。

返還誓約書の提出の仕方は、冊子『奨学生のしおり』にも詳しく掲載されています。

・奨学生証
返還誓約書
・奨学生のしおり

機関保証を選択した人はこちらも
・保証依頼書(兼保証委託契約書)・保証料支払依頼書

緊急・応急採用の人はこちらも
・マイナンバー提出書セット

こちらが返還誓約書になります。
(貸与型奨学金第二種・人的保証の場合)

返還誓約書は、借用金額と保証関係および今後の返還方法を確認するあなたと日本学生支援機構の大事な契約書です。
奨学金を利用する学生は、この返還誓約書を提出する義務があります。
返還誓約書に不備があったり、提出を怠ると奨学金を借りることはできません。
学校から指定された期日までに必ず提出しましょう。

次に、注意が必要なポイントを説明します。

返還誓約書の提出

返還誓約書に印字されている内容を確認

印字されている内容は、あなたがスカラネットで入力した情報です。
正しく印字されているかしっかり確認しましょう。

記入は青か黒のボールペンで記入します。
消せるボールペンは認められません。
使用しないように気を付けましょう。

署名は正式名で記入します。
スカラネットで入力時に、パソコンで出てこなかった漢字もこの署名欄には正式名で記入しましょう。

印字されている内容に誤りがあった場合は訂正が必要です。

①奨学金の種類を確認
種別・保証区分

②借用金額
予定の貸与終期までの借用総額が記載されています。

③奨学生(あなた)本人情報
住所:現在住んでいる住所
※添付書類欄に「住民票」と記載されている人は住民票の住所
署名:住民票の表記通りに記入(旧字体など)

④人的保証の人→連帯保証人・保証人
機関保証の人→親権者・本人以外の連絡先
署名:同一筆跡、同一印は認められません。
代筆は認められません。
ご本人に署名して頂きましょう。
続柄:その他(  )と記載されている人は、具体的な続柄を記入
添付書類:記載されている書類の提出が必要です。

⑤貸与の条件

⑥返還の条件
貸与型奨学金第二種を選択した人→算定方法の確認
返還時の利率は貸与終了時に決定するので、この印字額は目安。

⑦月賦返還・併用返還の選択
月賦返還1か併用返還2のどちらかを選択します。
提出後に変更することはできません。
よく考えてチェックボックスにチェックを入れましょう。
※所得連動返還方式を選択した人→月賦返還となるので、割賦方法選択はない(月賦返還の項目にアスタリスクが最初から印字されている)

押印について

シャチハタやスタンプ印は認められません。
必ず朱肉を使った印鑑で鮮明に押印しましょう。

本人、親権者や保証人署名の欄の同一印は認められません。
それぞれ違う印を使います。
印鑑登録証明書を提出する人の押印は、印鑑登録証明書と同じ実印で押印します。

署名を間違えてしまった場合は訂正印が必要です。
この画像のように、間違えた署名の上に二重線を引き、押印欄に押した印と同じ印を余白に押印します。

一文字だけ間違えた時でも、全部訂正しないといけません。
間違えた文字を修正液で消したり、紙を削ったり、貼ったりすることは認められません。
気を付けましょう。

添付書類について

提出する書類はそれぞれ異なります。
返還誓約書右下の添付書類の記載があるか確認しましょう。

書類はマイナンバーの記載がないものを添付します。

住民票と記載のあった人で、住民票ご実家から移していない一人暮らしの人!
遠隔地に住民票がある場合は、時間がかかってしまいます。
至急、ご実家に連絡をとるなど準備を進めましょう。

機関保証制度の人

保証依頼書(兼保証委託契約書)・保証料支払い依頼書・親権者(後継人)同意書【機構・協会用】

人的保証

■連帯保証人の印鑑登録証明書
■連帯保証人の収入に関する証明書類
(コピー可、直近1年間の収入が分かるもの)
■保証人の印鑑登録証明書

連帯保証人の収入に関する証明書類とは、所得証明書や源泉徴収票などです。
その他、年金振込通知書や生活保護決定通知なども証明書として認められます。
詳しい書類の種類と発行場所は配布された冊子『奨学生のしおり』に記載してあります。

自分の連帯保証人がどれに当てはまるか、自分自身で確認し、連帯保証人の方とよく話し合い、書類の準備を進めましょう。

まとめ

返還誓約書について説明しました。

この返還誓約書の提出を正しく行わないと、奨学金は振り込まれません。
期日を守り、正しく記入し、決められた書類を提出しましょう。

貸与型の奨学金は、卒業後に必ず責任もって返還しなくてはなりません。
そのためにも、必要以上に借り過ぎたりしないように注意が必要です。

必要以上に神経質になることはありませんが、奨学金は自分自身が申し込んだ借金であることの自覚をもって、奨学金を有意義に活用し充実した学生生活を送ってほしいと思います。

 

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