奨学金【日本学生支援機構】在学採用について~予約採用で落ちた人も申込める?

奨学金

こんにちは。

緊急事態宣言が解除された県もありますが、未だ休校が続いている学校が多いですね。

さて、今日は、進学してから申し込む

在学採用

について説明します。

在学採用とは

入学後に奨学金を申込む制度
になります。
定期採用とも呼びます。
※予約採用は、進学する前年度に奨学金を予約する制度になります。

予約採用で不採用だった人も、再度申し込みをしてもう一度審査を受ける事が出来ます。
申込をする手順は、予約採用とほぼ同じです。
直接、日本学生支援機構へは申込みは出来ず、進学先の奨学金担当窓口を通して申し込みます。(※申込み期間は、各進学先によって異なります)

今年のように入学式も行われず、休校が続いていると説明会が開催されないなど、情報が入手しにくいかと思います。
大学・学校の公式ホームページや大学・学校からの配信メールをチェックして情報を逃さないようにしましょう。

※すでに、申込み期間が過ぎていることもありますが、今年度は申込み期間の延長をしている大学・学校もあります。
自分の通学する大学・学校の情報は、自分自身でしっかりと確認する習慣をつけていきましょう。

奨学金の種類について

給付型奨学金
貸与型奨学金(第一種・第二種)
入学時特別増額貸与奨学金(入学時だけ)

案内冊子は日本学生支援機構(JASSO)のホームページでもダウンロードできます…コチラ

給付型奨学金

給付型奨学金は、返還の必要のない奨学金です。
通っている学校が対象であれば申込むことが出来ます。

対象校は、大学・短大97%、高専100%、専門学校は62%となっています。(2020/4/30文部科学省2020/4/30調べ)

通っている学校が対象校か調べるには文部科学省サイトコチラから

申込は、毎年春に、通っている学校を通じて申し込みます。
通常は、学内で説明会が開催されますが、今年はほとんどの大学・学校が休校で開催されておりません。
その代わり、各学校よって違いますが、説明会で配布される予定の案内冊子や資料は郵送したり、ダウンロードできるようになっていたりします。
申込み手順を自分自身で確認し、漏れのないよう気を付けましょう。

また、秋の募集もあります。こちらも募集時期は、各学校により異なるので、大学・学校ホームページやメール、掲示板などをしっかりと確認しておきましょう。

※給付型奨学金の申込をする際には、授業料等減免の申込もセットになっています。
2020年度からスタートした新しい制度です。
「日本学生支援機構」のホームページなどから、申込資格・基準を調べておくことが大切です。

給付型奨学金の申込には、成績、家計状況の審査があります。
成績は、上位1/2範囲に属している必要があります。
また学修意欲も対象になります。
家計については、案内冊子にも記載されていますが、収入など細かく基準が定められてます。

貸与型奨学金・第一種

貸与型奨学金は、返還する必要がある奨学金です。

その中で、第一種奨学金は、利息がない奨学金になります。

こちらも、配布された案内冊子にあるように、成績、家計状況の審査があります。
条件によって支給される額が変わってきます。

貸与型奨学金・第二種

貸与型奨学金は、返還する必要がある奨学金です。

その中で、第二種奨学金は、利息がある奨学金になります。

こちらも、配布された案内冊子にあるように、成績、家計状況の審査がありますが、給付や貸与型第一種奨学金に比べると審査基準はゆるやかになります。
金額は、2万円から12万円までを選択できます。

給付型奨学金・貸与型第一種奨学金で足りない場合に併用することもできます。

入学時特別増額貸与奨学金

入学時にかかる費用が大きいため、入学時(編入学時)の1回だけ使用できる特別な奨学金です。

ただし、

貸与型奨学金第一種奨学金か第二種奨学金を申し込んいること
日本政策金融公庫の「国の教育ローン」への申込みがあり断られてしまった

など、申込条件があります。

申込の流れ

簡単に表すとこのような流れとなります。

説明会で案内冊子、識別番号(ユーザーIDとパスワード)を受け取る

書類をそろえる
スカラネット下書きをし、入力する

採用決定
返還誓約書を提出する

奨学金振込開始

次に項目ごとに詳しく説明します。

案内冊子と識別番号

今年は説明会が開催されない大学・学校がほとんどでした。
説明会で配布するはずだった資料は、郵送や大学・学校の窓口へ取りに行った、ダウンロードするなど…様々方法で入手されたことと思います。

識別番号というのは、大学・学校ごとに定められているIDとパスワードです。
スカラネット入力をする際に必ず必要になります。

書類・スカラネット

奨学金の申込は、
・紙の書類提出
・スカラネット入力

この2つの手続きが必要です。

紙の書類提出は、奨学金の種類によって提出する書類が違います。
案内冊子をよく読んで、自分の申込む奨学金にどの書類が必要かしっかり確認しましょう。

スカラネット入力はどの奨学金の申込でも必要な手続きです。
スカラネット用ホームページにアクセスして入力します。

スカラネット用ホームページhttps://www.sas.jasso.go.jp/scholarnet/

注意事項
・利用時間は午前8時から午前1時まで
・1つの画面で30分を過ぎてしまうと、最初からやり直し

利用時間はログイン時間ではなく、入力完了が午前1時です。
入力途中でも強制終了となってしまうので、時間に余裕をもって入力しましょう。

※各大学・学校にて、入力期間が異なります。
決められた期間・期日を確認し、自分自身でしっかりと入力を行ってください。

返還誓約書

採用されると、通っている学校で採用説明会が開催されます。
今年は、開催されない大学・学校もあるかと思いますが、何らかの形で、以下の書類が手元に届きます。
※大学・学校から通知・発表を確認してください。
・奨学生証
・返還誓約書
・奨学生のしおり
・保証依頼書・保証料支払い依頼書(機関保証制度の人)

※人的保証を選択した方は、所定の書類を提出する必要があります。
必要書類を確認し事前に用意しておきましょう。

このうち、返還誓約書は必要事項を記入して押印の上、学校へ提出します。

返還誓約書について詳しく解説していますコチラ

振込開始

奨学金は、学生本人の名義口座に振り込まれます。
スカラネットで入力した口座です。

毎月11日に振り込まれ、振込日が金融機関の休業日の時は前営業日になります。
自分が指定した口座に振り込みがされているか、毎月きちんと確認する習慣をつけていきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

在学採用について説明しました。

日本学生支援機構が作成した『進学資金シュミレーター』がありますので、対象になるのか、どのくらいの額がもらえるのか、など分かります。
一度試してみると安心ですね。

今年は、新型コロナウイルスの影響を受け、奨学金申込もとても慌ただしかったことと思います。
説明会が開催されずに、情報が少なかったり、質問が出来ない状況であったと思います。
しかし落ち着いて、奨学金案内の冊子に書かれていることをよく読めば解決することも多いです。
また、奨学金は、学生の皆さんが自分意志で申込みをするもの。
色々な情報のキャッチアップをする力をつけていくよい機会ともなります。

他人任せにせず、自分で調べて奨学金制度を理解し、その上で申込み手続きを行ってください。
特に貸与型奨学金は、将来返還が必要です。
すなわち、皆さん(学生)本人の借金となります。
学生でいる間に、その認識・自覚をつけていきましょう!!

奨学金は、そういった「意欲ある学生の成長」を応援していくものなのです。

 

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